振り返る、積み重ねる(210404)

文章を書くのをパタっとやめてしまって、ここの日記もかなり放置してましたね。。そのかわりにTwitterでは「マドさんの生活」という、ここでやってた一コマ日記の文章無しバージョンをずっとやってます。更新時間に遅れる事多めですがなんとか毎日更新を3ヶ月連続達成しております。すげーーじゃん!!えらいぞ私。私にとって何かを続けることは本当に難しい事なんです。

小さい頃から「物事を集中して続けられない」性質の持ち主で、この事は正直かなりコンプレックスでした。加えて育った家がガチガチに行動を制限してくるタイプの人を中心に回っており、その人の機嫌が悪ければ咳をしただけで怒られる状況だったので、私は小さい頃から何かあれば即座に非常事態に対応するべく「やってるふり」をする事がとてもうまくなり、机の前には座っているが、実際には何も考えておらず何のやる気もない人間として大半の時間を過ごしてきたのでした。性質と環境がほんとダメダメで、悪循環しか生んでなかった事にきちんと気付いたのは大学進学で実家を本格的に離れてからです。

勉強は好きな分野はやるけれど、駄目なものは完全放置。このあたりも自己肯定感の無さや、自信がない故の諦めの早さがいつも足元にいて、「どうせやっても今からでは遅い」「かっこわるい姿を誰にも見せたくない」という頑なさになって、身動きをとれなくしていました。

それでも、好きなことは頑張れると思っていました。苦手なものがあっても、好きなことを頑張れば何とかなるんじゃないか、と。それで学生の頃から何度か漫画賞に出したりし始める訳なんですけど、5作くらい出したあたりでぱったりと自分が成長してないのに気付くわけです。あ、ここからは本当の意味で努力しないと突破できないんだな、と。本当の意味で努力するとは何なのか?という事を考えると、「人に伝わるものを描く努力」かなと今考えると思います。状況が伝わるように、本当に伝えたいものをブレずに伝える為にクオリティを上げていく努力。それは努力というよりクリエイターの責務みたいなもので、一個人としてやっていくには必ず必要なものではないかと思うのですが、当時の私はそれを薄々分かりつつも、やりきれず逃げました。

その時逃げてしまって、でも諦めきれなかったので今もこうして何か描いてるわけですが(笑)

10ウン年経って、最近ようやく「人に伝わるものを描く努力」が少しずつ出来る様になってきたかな、と思います。それは本当に色んな場(コミティアとかマンガ専科とかコミチさん関連の企画とか)を経て、色んな作家さんや講師さんの考え方や作品を見せてもらったり、何気ない日常の考えをSNSなどで垣間見せてもらったからかなぁと思います。それをかなり自分の行動の参考にさせてもらいましたし、そうする事で私は自分の本当にやりたい事、願っている事を落ち着いて考える事が出来ました。夫がいてくれ、坊が産まれてきてくれた事もかなり影響していると思います。2人がいてくれるので私は、家は楽しいものだという事をきちんと知る事が出来ました。

これからも少しずつでも何かを重ねていく生き方が出来ればいいなぁと思います。いろいろ忘れたり、困難があったり、寿命が来るかもしれませんが。とりあえず生き方がまだ選べる内は、何事も自分を偽らずやっていきたいと思います。

コメントを残す